勉強苦手な大人が、効率的に英語を勉強するための9つのヒント
私は、教育系アプリのUXデザインが主な仕事ですが、
- 「実際にユーザーの立場にならないと、問題に気付け無い」(ペルソナ設定も限界があると思っている)
- 「自分が英語の勉強をしたい」
- 「受験してみたい」
- 「勉強が苦手な人ってそもそもなんで勉強できないんだろう?」
と、色々思うことがあり、TOEICを6月に受けるために英語を勉強し直すことにしました。現在、2週間ちょいぐらい続いています。もうちょっとで3週間。
私の場合ですが、前の仕事で国外案件の仕事していたとは言っても、読み書きが苦手なまま仕事をして、色々失敗や苦い経験をしていました。日本人デザイナーが世界で仕事を使用とした時に、技術よりも言葉の壁は正直凄い大きいです。コミュニケーションとれないと、そもそも仕事無くなります・・・・。
また、英語で会話することは出来るんだけど、会話は正しい文法じゃなくてもなんとなく通じてしまうのがまずいなぁと思っていました。(そして酒の席だと聞き取れていれば大雑把なコミュニケーションでもなんとなく通じてしまう。)
国外案件なんて基本メールかSkypeのやりとりなので、読み書き出来ないと話にならないわけです。
さて、勉強しよう!と思うものの、美大出身なので技術の訓練をメインで行っていたのと、受験勉強をほぼした事が無いので、勉強の仕方が全く解りませんでした。
高校の英語の成績も赤点スレスレみたいな成績でした。(ヒアリングはまた別な能力なので、違う機会にお話します。)
なので、某旧帝大出身の人に「効率的な勉強の方法」を教えてもらう事にしました。
1.勉強が苦手な人は、そもそも効率的な勉強をした経験が少ない。
勉強が苦手な人は「勉強が全くできない」訳ではなく、「効率的な勉強方法を知らない」というパターンが多いのではないか?という仮説を立てました。(何らかの理由で勉強が出来ない、好きじゃない人は今回は除外します。)私も、好きな教科は普通に点数を取っていた記憶があるのですが、英語や数学だけ覚えられないというか、そもそも「どう勉強したらいいか解らない」と感じていた記憶があります。無理やりやれば覚えるかというと、それも限界がありますし・・・なので、効率的な方法を覚えてから勉強に取り組むことにしました。
2.自分が何処にいるのか確かめる。
勉強が苦手な人は「自分の立っている所」が解っていないため「どのぐらい勉強したらいいのか」が全く分かりません。まずは、全然勉強していない状態で、軽いWEBテストを受けたりして「自分がどのくらい出来ていないのか」を再確認しましょう。するとかなり今後のイメージがしやすいです。また、実力がかわれば、今後どのくらいやればいいのか計画を明確に持つことが出来ます。能力に合わせた参考書も探しやすいです。
世の中の人は、大抵自分の立っている場所が解らないので、これが解るだけでもかなり有利かなと思います。
3.明確な目標を持つ
「なんとなく」勉強してる人は基本的に物事が頭に入りにくいので、「明確な目標」を持つことが大事です。受験だと「何点とる」とか「A判定貰う」など、かなり明確に指標できるのでやりやすいかと思います。
大人になると、勉強に対して明確な目標が持ちにくくなるので、お金を払って「TOEICで◯◯点取る」という形にしました。こういう所をケチらないようにしましょう!こうすると、何をどれくらい覚えて、どのくらいのスピードで問題を解けばいいか解りやすいのでおすすめです。
4.スケジュールをかっちり決める
「物事が続かない」と言ってる人の殆どの原因がこの「スケジュールをかっちり決めていない」事です。
勉強を続けるという事に関して、何が大事かと言うと「歯磨きを自然にするような感覚で癖をつける」です。例えば、私達が「そろそろ寝なきゃ」と思った時は、お風呂に入るか、歯を磨くかのどちらかかと思うんですが、そんな感じで「英語を勉強する」という行動パターンも追加させます。これによって「寝る前に英語をやらないと気持ち悪い」という感情を持たせるようにします。3日目まではちょっと辛いですが、1週間経つと慣れます。
5.自分の決めたスケジュールは絶対守る
「調子いいから日曜日もやるか」となると、結果的に日課が定着しないのでおすすめしません。かならず、自分が決めたスケジュールの時に勉強をしましょう。
6.家族に協力してもらう
寝る前など、家族もしくは同居している人から「今日英語やった?」という一言を貰うだけで「あ!やらなきゃ!」という気分になり、英語をやるようになります。気分が乗らないとか、凄く眠い日は、いつもの半分だけやって寝るようにしてます。人力リマインド大事。これのお陰でかなり続いています。
人間の意思って「思っているほど弱い」ので、そこは他人の協力を借りて良いと思います。
7.アプリのリマインドでは弱すぎる
ここは教育系・ダイエット系アプリのUXの話にもつながってくるのですが、「アプリのリマインドより、絶対人間からのリマインドの方がやる」という圧倒的な感想をメモして置きます。
アプリのリマインドって、正直もう皆なれてきてると思うんですよね。だっていろんなアプリでリマインドくるんだもん。見慣れちゃうし、親指一本で不快な表示を消すことが出来るので、あんまり人間の行動をすすめるまで行きにくくなってると思います。
ここは今後の教育・ダイエット系のアプリにも導入したい部分の仕組みではあります。
8.暗記系アプリ・英語勉強系アプリは「英語が出来る人」が使うもの。
英語系アプリは本当に需要があり、沢山のアプリが出ています。実際、私も英語勉強のソリューション作っていました。暗記だとmikanが一番有名なのかな?確かに、語彙力を広げる分には良いアプリだと思っています。
ただ、上記にも書いたように、【勉強が苦手な人は、そもそも効率的な勉強をした事がない。】ので、暗記の方法も非効率だったりします。なので、まずはここを改善しましょう。
例えば、exchangeという単語を覚えるとします。
exchangeという単語全体に注目するのではなく、【ex】changeと分けます。
exって実は色々な言葉についています。よくテストに出そうなものだと
- export(輸出)
- example(例を取り出す)
- expense(出費)
並べると、ひとつの場所から何かを「送り出す」イメージが強い言葉が並んでます。なので、exと付いているものは「送り出すっぽいイメージ」として紐付けて覚えると、より覚えやすくなります。
勉強が苦手な人は「言葉に対してのイメージが乏しい」ので、まずここを把握するところから始めましょう。政治系の言葉なんかは結構特徴あるので、こういうのに気づけると暗記が楽になるんじゃないかなと思います。
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色々な単語の癖があるので、是非見てみてください。
9.勉強系アプリよりも、ちゃんと参考書とノートを買って書いたほうが良い
しっかり勉強する時は、「アプリだけではなく、自分に合った参考書をちゃんと買うこと」がオススメです。実際に問題を解いたりして手を動かすとやっぱり全然違います。
これは基礎文法の解説が凄い解りやすいのと、短時間で問題を解くコツがしっかり書いてあってオススメです。
あとは上記テキストをやる前にやっていたやつなんですが、王道でDUOでしょうか。
受験生が皆買うやつですね。
何がいいかって言うと、ストーリーで文章構成されているので、意外と覚えます。政治的な内容が多いイメージでしょうか。単語の解説もしっかり書かれていておすすめ。
ただ、私は文法をやり直したかったので、2.5週目くらいでテキストを切り替えましたが、基本的にDUOは3週目から本番らしいので、ある程度単語覚え直したら戻ります。
アプリオススメも色々あるんですが、やはり基礎できてる人じゃないと、薦めてもなぁという感じなので、今回は無しで。
以上、大人が英語を勉強するためのコツでした。参考になれば幸いです。
今はゆっくりめに勉強してるんですが、慣れてきた&TOEICまで時間が少なくなってきたのでもっとガッツリ勉強の時間を取ります。